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予防接種
(令和元年10月9日更新)
定期接種と任意接種
 日本で行われている予防接種は定期接種と任意接種に分けられます。
 定期接種とは、受ける年齢(対象年齢)が決まっていて、市町村から案内と予診票が届く予防接種です。対象年齢の間に受ければ、市町村が費用を負担してくれるので無料で受けられます。定期接種でも対象年齢を過ぎてしまうと任意接種(有料)になりますのでご注意ください。
 一方、任意接種は希望者が私費で受ける予防接種です。こどもに受けさせるかどうか、いつ受けさせるのかは保護者の判断となり、受けると決めたら各自で医療機関に予約を入れて受けます。決められた料金はないので医療機関により多少異なります。
当院で接種できる予防接種
 BCGは結核、4種混合ワクチンはジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオ、2種混合はジフテリアと破傷風を予防するためのものです。下の表で、生は生ワクチン、不は不活化ワクチンです。
 当院では色々なワクチンの同時接種をお勧めしていますが、インフルエンザワクチンは何年も継続して使うワクチンですので、副反応の有無がはっきりする方がよいと考えて単独接種としています。
※表の金額は、当クリニックで自費接種した場合の料金(1回あたり、本年度)です。
 
A. 定期接種(無料)
予防接種名 種類 公費負担 自費料金(税込) 標準的な接種時期 接種回数
B型肝炎
(平成28年4月以降出生、
母子感染予防以外)
¥6000 生後2・3・7〜11か月 3回
インフルエンザ菌b型(ヒブ) ¥7000 初回:生後2か月から
追加:初回終了後7〜13か月
3回
1回
小児用肺炎球菌 ¥11000 初回:生後2か月から
追加:生後12〜15か月
(初回終了から60日以上あける)
3回
1回
4種混合 ¥10500 1期初回:生後3〜12か月
1期追加:初回終了後12〜18か月
3回
1回
2種混合 ¥4500 2期:11〜12才 1回
BCG ¥7000 生後5か月以上8か月未満 1回
麻しん・風しん混合(MR) ¥9000 1期:1才になったらすぐ
2期:小学校入学前の1年間
1回
1回
水痘 ¥7500 1才〜3才未満 2回
日本脳炎 ¥7000 1期:3才以上
1期追加:1期終了後約1年
2期:9〜12才
2回
1回
1回
ヒトパピローマウイルス
(子宮頸がん予防)
¥16000 中学1年〜高校1年(女性のみ) 3回
 
B. 任意接種(有料)
予防接種名 種類 公費負担 自費料金(税込) 標準的な接種時期 接種回数
B型肝炎
(平成28年3月以前出生)
¥6000 生後2か月以降 3回
B型肝炎
(母子感染予防)
保険診療 保険自己
負担分
生後0・1・6か月 3回
A型肝炎 ¥6000 1才以上 3回
ロタウイルス
(ロタリックス)
¥14500 生後6週〜14週6日以内に開始
(シロップ状の飲むワクチン)
1か月あけて2回
おたふくかぜ ¥5500 1才以上いつでも 2回
インフルエンザ 未定 毎年10月〜12月 生後6か月〜12才:2回
13才以上:1回
麻しん ¥7000 1才以上いつでも 1回(できれば2回)
風しん ¥7000 1才以上いつでも 1回(できれば2回)
接種間隔(ワクチン同士の間隔)
 予防接種に使う薬液のことをワクチンといい、ワクチンには生きた細菌やウイルスを弱毒化した生ワクチンと、殺して有効な成分だけを取り出した不活化ワクチンがあります。一般に生ワクチンの方がウイルスが生きているぶん効果が強いですが、発熱などの症状がでることがあります。不活化ワクチンは副作用がほとんどないかわりに効果が長続きせず、追加接種が必要です。いろいろな予防接種をどの順番で受けるかを決める時には、生ワクチンか不活化ワクチンかで次の予防接種までの間隔が変わるので注意が必要です。
  不活化ワクチン ⇒ 次の予防接種まで、1週間以上あける。
  生ワクチン    ⇒ 次の予防接種まで、4週間以上あける。
 
 普通のかぜなら解熱後1週間程度たっていて全身状態がよければ、かぜ症状が残っていても受けられますが、麻疹・風疹・水痘に罹患した時には1か月程度は接種を控えます。川崎病や血小板減少性紫斑病の治療でガンマグロブリン大量療法を受けた場合はMR、おたふくかぜ、水ぼうそうのワクチンに限って接種まで6か月以上の間隔をあけます。
接種の順番
 いろいろな予防接種をどの順番に受けたらよいのか迷うことも多いと思います。参考までに当クリニックおすすめのスケジュールを紹介します。[1]は1回目、[2]は2回目のことです。
 
(1) 生後2か月 B型肝炎[1]/ヒブ[1]/肺炎球菌[1]の同時接種。ロタウイルス[1]も一緒に受けられます。※ロタウイルスワクチンは生後14週6日までに開始する必要があります。
(2) 生後3か月 4種混合[1]/B型肝炎[2]/ヒブ[2]/肺炎球菌[2]の同時接種。ロタウイルス[2]も一緒に受けられます。3か月健診のときに受けるといいでしょう。
(3) 生後4か月 4種混合[2]/ヒブ[3]/肺炎球菌[3]の同時接種。
(4) 生後5か月 4種混合[3]/BCGの同時接種。
(5) 生後8か月〜10か月頃 B型肝炎[3]。10か月健診と一緒に受けるとよいでしょう。
(6) 1才になったら、麻しん・風しん混合[1]/水ぼうそう[1]。おたふくかぜ[1]も同時に受けられます。ヒブ[4]/肺炎球菌[4]も一緒に受けられる場合がありますのでご相談ください。
(7) 1才半健診と一緒に、4種混合[4]/水ぼうそう[2]を受けます。
(8) 3才 日本脳炎[1]→1〜4週間あけて[2]
(9) (8)の約1年後に日本脳炎[3]
(10) 小学校入学前の1年間に麻しん・風しん混合[2]。おたふくかぜ[2]を一緒に受けるとよいでしょう。
(11) 9才になったら日本脳炎[4]
(12) 11才になったら二種混合。
 
 他に毎年インフルエンザがあります。お子さんの健康状態、受ける(すでに受けた)ワクチンが生か不活化か、病気の流行具合、なども考えてスケジュールを決めていくのですが、実際にはわかりにくいことが多いと思います。どうぞお気軽にご相談ください。
かわはらこどもクリニック
〒634-0803 奈良県橿原市上品寺町204-1 TEL:0744-24-2270 FAX:0744-20-2271